健康

1.枕の硬さについて考える

枕を探すときに基準となるポイントは硬さです。
しかし硬いものと柔らかいものでは自分に、どちらが合っているのかが判断することが出来ない場合もあります。

そのような場合は、それぞれの硬さの特徴を前もって知っておくことが重要です。
どちらにもメリットだけではなくデメリットもあるため、それを把握して最適のものを選ぶ必要があります。

硬いものは頭があまり沈み込まないので寝返りしやすいです。
柔らか過ぎる場合は頭が沈み込んで固定されるので動きにくさを感じる場合がありますが、それなりの硬さがあると、そういった心配をする必要がありません。

人間は眠っている間に相当な回数の寝返りを打つため、このことは非常に大切なポイントです。
寝返りを打つことによって身体の同じパーツばかりに圧力がかかるのを避けることが出来るため、より一層楽に寝ることが出来ます。

寝返りをしっかり打って圧力により身体にかかる負担を分散させることが出来れば、腰痛を発症したり悪化させたりする危険性を減らすことに繋げることが可能です。

2.硬い枕は通気性の良いものが多い

そして硬い枕は、通気性が比較的良いというものが少なくありません。
パイプストローやそば殻などの素材を使っていると硬さがあるものになるのですが、これらの素材は暑くて汗をかく時期でも蒸れにくいため快適に寝ることが可能です。

蒸れないということは、カビなどが発生するのも防止することが可能なため衛生的にも優れていると言えます。
通気性は、ある程度どんなものでも備えていますが、硬めのものを選べば、より一層高い通気性を期待することが可能です。

人間の身体の中でも頭は、結構重さがあるパーツであると言えます。
この重さを支えるには柔らかいものより硬めのものの方が向いています。

柔らか過ぎるものだと頭が沈み込み過ぎて姿勢が崩れてしまうことがあるのですが硬いものであれば、しっかり支えることが可能なため姿勢が良い状態をキープすることが可能です。

頭がしっかりと支えられている状態だと首も適度な角度にすることが出来るため顎が持ち上がらず自然に呼吸をすることも出来ます。

3.洗濯できる枕って?

また枕には洗濯することが出来るものと洗濯することが出来ないものが存在しますが、パイプストローの素材を使っているものの場合は水洗いをすることが可能です。

柔らかいものは高い吸湿性がある代わりに洗濯をすることが出来ないものも少なくありませんが、パイプストローの素材のものであれば、こまめに洗って利用することが出来ます。

通気性が高いと洗った後に乾かすときにも早く乾くので便利です。
しかし、そば殻の素材のものは、硬くても洗うことは出来ないため注意する必要があります。

ただし硬過ぎる枕だと全く頭が沈み込まないので不安定な状態になるのです。
そうなってしまうと、首の筋肉のみで頭を支える必要がありますが、それだと首の筋肉に対して、かなりの負担がかかることになります。

首に力が入った状態が長い時間に亘って続いてしまうと肩こりや首の痛みを感じる可能性も少なくありません。
もちろん深く眠ることも出来なくなるため必要以上に硬いもので寝るのは良くないです。

ちなみに硬いものだと柔らかい場合のような心地よい感触を得ることは期待出来ません。
中でもパイプストローの素材を使ったものはパイプが太いものである程ゴツゴツしている感覚が強いです。

感触は気持ち良く眠るためには大切なポイントなため感触が気になる方は別のものを選んだ方が望ましいと言えます。
そば殻もパイプストローも頭を動かすたびに硬さがある素材が擦れることによって音が出ますが、この音も人により気になって良く眠れなくなる場合があるので注意が必要です。

4.柔らかい枕のメリットとは?

そして硬い枕は高い通気性がある分だけ保温性に欠けることになります。
ですので夏の時期は涼しくて快適なのですが、冬の時期に温めたい場合は、あまり期待することが出来ません。

温かさを感じない原因の1つは、硬さでもあります。
硬いものは柔らかいものと異なり、どうしても冷たさを感じてやすくなってしまうのです。

柔らかいもののメリットとして挙げられるのは、感触の良さになります。
ポリエステル綿や羽毛の素材は柔らかい感触で頭を枕に乗せた場合に包み込まれる気持ち良さがあります。

硬いものの感触が気になる場合は柔らかいものを選べば、ゆっくりとストレスを感じることなく寝ることが可能です。
そのような寝心地の快適さは安心感に繋げることが出来、より一層スムーズに入眠することが出来ます。

なおかつ柔らかいものの包まれるような感覚は寝室が寒い場合に温かさを感じられるというのもメリットです。

頭が適度に沈み込むと、頭の重みを吸収してくれるため肩や首にかかる負担が減らすことが出来ます。
硬過ぎるものの場合は頭を筋肉だけで支える必要がありますが、ある程度頭が固定されている場合なら、そういった心配をする必要がありません。

そのことによって余計な力を抜いてリラックスできる姿勢になるので、質の良い眠りのためには非常に重要です。

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内科の使い方って?

内科は風邪を引いたらしいとか、微熱が続いているのでどうしたのだろうか、何だか具合がすぐれないので診てもらいたい、という具合に身体に多少の異変が生じたときに気軽に診てもらう診療科というイメージが強いところですが、そういう使い方でもいいのです。

ホームドクターという制度が外国の場合は珍しくなく、何かあったときに相談に乗ってもらえるお医者さんという位置付けです。
もちろん万能ではないのですが、怪我なども含めて応急の措置ができるお医者さんで、その先どこへ行ったらいいのか、あるいはどのような危険性があるのかというようなときに、まず初歩的段階で診察し、あるいは相談に乗ってもらえるという役割を担っています。

日本では、ホームドクター的な制度はまだそれほど定着していませんが、介護付き老人ホームなどお年寄りの面倒を見る機会が多い施設などでは、提携している病院のお医者さんが、週1ないし2日勤務して、そのような対応をしているところも増えています。

一般的な状況では、内科医の先生は、役割を鮮明には打ち出していないものの、傾向的にはこうした役割も担いつつあり、その意味では総合病院の入り口的な役割も果たしています。

とりあえず内科で観てもらう

たとえば、足首が痛いというケースで、高血圧の治療で内科でお世話になっている人は、長引いているので血液の病気か、血管のに悪いものがというようなことも考えてしまいます。

ネットで調べると、間欠跛行という言葉が見つかり、長時間歩けない、前かがみで楽になる、休憩するとOKという自分の症状とそっくりなことが分かります。
そしてそれは閉塞性動脈硬化症という病名まで分かります。
そうなると不安で、動脈のことなら内科の先生に診てもらおうとなります。

先生は、簡単になる病気ではないので、レントゲンで骨折がないかを見、シップと痛み止めで1週間くらい様子見にしますが、直らなければ、整形外科の先生を紹介します。
その結果、昔の剥離骨折の跡があり、捻挫をどこかでして、靭帯を傷めている、安静にしていれば直るというような結論になります。

たとえのことですが、このような役割や対応は、心のケアと身体のケアの両面でとても大切なことなのです。