USCPAは、Certified Public Accountantの略で、日本語では米国公認会計士と訳される資格です。
これはアメリカ合衆国の各州が認定する公認会計士の資格になります。
会計士の資格は国や地域で異なってくるものですが、世界的も通用するものがこのUSCPAです。
このためアメリカだけでなくその他の国々からも資格を求める人は多く、日本でもその需要の高さから2011年以降は受験することが可能になっています。
海外との取引においては有利に働く
この資格そのものは日本では効力を発揮するものではありませんが、資格者は一定の知識を有している証拠として認識されるもので、特に海外との取引においては有利に働きます。
特に外国での事業を行う上では当地の会計知識が不可欠で、その中でも重要な役割を果たしているUSCPAは有益なものといえます。
日本での公認会計士制度では、極めて難易度の高い資格となっており、誰にでも取得できるわけではありませんが、このUSCPAでは、日本の資格制度とはまったく異なっているものです。
日本の資格制度では定員を設けるなど需要をみながらふるい落とすといったことが行われますが、アメリカの場合にはその知識が一定レベルに達しているのか確認をするというもので、このためしっかりと勉強を行えば確実に合格することができます。
それと試験の方法も少し異なっており、USCPAでは試験科目が4つあり、それらのすべてに合格した時点で資格を得ることができるというものです。
試験科目そのものは財務会計(FAR)、監査・証明(AUD)、商法・税法(REG)、ビジネス(BEC)で、それぞれに受験することができます。
通常の資格を得るための試験ではすべての問題を解いて合格しなければなりませんが、科目ごとに受験をすることが可能です。
このため他の科目で落ちても合格した科目は権利として残りますから、後日の試験で他の試験に合格すれば、資格を得ることができます。
試験もテストセンターでパソコンを使って行われるものですから大規模な資格試験とは異なり手軽に受けることができ、ほとんどが4択問題となっています。
ただ試験としては広い試験範囲をカバーしスピードと正確さが必要になるものです。
USCPAを目指す場合の方法としては、海外の大学に留学するという方法もありますが、日本で試験が行われているため大学に行かなくても良いというものがあります。
これは、アメリカでは統一した資格ではあるものの受験要件が各州によって異なるためです。
基本的には大学で一定の単位を取得する必要があるものですが、ニューヨーク州に関しては、受験要件が安く、合格すれば学歴要件を満たすことができます。
また試験は、各州に出願しますが試験は日本からでも受けることができるため、学歴要件のやさしいニューヨーク州で出願を出して日本で試験を受けるといったことが、もっともベターな方法となっています。
プロアクティブ/グアム大学日本事務局
一方で合格するためには、もちろん勉強をしなければなりません。
このような資格を目指す人達をサポートするサービスがあり、そのひとつがプロアクティブ/グアム大学日本事務局です。
ここでは主に通信教育によって合格を目指す知識を得ることができますし、5年間のサポートと常に最新の教材で学ぶことができます。
eラーニングであれば、30万円までで受けることができるので費用を抑えて資格を目指すことが可能です。
また通信講座のほか通学講座も用意されており、社会人となった人でも資格を目指すことができるサポートを行っています。
資格を取得するだけでなく各種手続きもサポートを受けることができるので、スムーズに資格を目指すことができ実践にも活かすことができます。
最終更新日 2025年6月18日