金投資の種類とは?各方法の特徴を知ろう!

投資には様々な種類がありますが、その中でも人気を集めているのが金投資です。
金は、希少性が高いことに加えて相場も安定していることから、古くから装飾品としてだけでなく投資の対象としても扱われています。
しかし、金投資と一口に言ってもその種類はいくつかあるため、どれを選べばよいのか迷っているという方も少なくないでしょう。
そこで、ここでは代表的な金投資の種類をご紹介するとともに、各方法の特徴について解説していきます。

 

大きく「現物取引」と「証券取引」の2種類に分類できる

金への投資方法は、大きく「現物取引」と「証券取引」の2種類に分類できます。
現物取引とは、文字通り金を現物として保有し、価値が上昇したタイミングで売却することで利益を得る方法です。
具体的には、金地金や地金型金貨への投資が現物取引に分類されます。
また、純金積立は、積み立てた純金を金地金に交換できるため現物取引に分類されるケースもあります。
一方、証券取引は、金を現物として保有しない形態の投資方法です。
具体的には、投資信託や金ETF、先物取引(CFD)といった種類が挙げられます。
以上のように金投資は、現物取引と証券取引の2種類に大別でき、それぞれ更に細かく分類されますが、ここからは各方法の詳細について解説していきます。

 

代表的でシンプルな金地金投資

金地金投資は、金への投資方法の中で最も代表的で、かつ最もシンプルな方法です。
金地金とは、いわゆる金の延べ棒のことで、基本的に純度が99.9%のものが取引対象となります。
また、金地金には様々なサイズがあり、グラム単位で購入することが可能です。
加えて、5年以上保有した後に売却して利益を得た場合、税金が減額されるというメリットがあります。
ただし、500グラム以下の金地金は、加工するのに手間がかかるなどの理由からバーチャージと呼ばれる手数料が上乗せされます。
したがって、この方法は500グラム以上の金地金を購入できるだけの資金力がある方に適した方法となります。

 

地金型金貨投資とは

地金型金貨投資は、プリオン金貨とも呼ばれる外国政府が発行している金貨を使った方法です。
地金型金貨には、プレミアムと呼ばれる手数料が上乗せされるため、バーチャージ有りの金地金よりも割高となりますが、金地金はバーチャージを含めた価格で売却できないのに対して、地金型金貨はプレミアム込みの価格で売却可能という特徴があります。
そのため、地金型金貨投資は、500グラム以上の金地金を購入できるほどの資金力がない方におすすめの方法です。

 

毎月一定額を積み立てていく純金積立

純金積立は、金地金や地金型金貨を購入する資金がないという方に適した方法です。
毎月一定額を積み立てていくことで金を購入するという方法で、月々1,000円という少額から始めることができるのが最大のメリットです。
一方で、金の購入単価は金地金や地金型金貨と比べると高く、手数料もかかるのがデメリットとなります。
しかし、手ごろな金額から始められるため、投資初心者におすすめの方法と言えるでしょう。

参考・・・株式会社ゴールドリンク口コミ

 

金の投資信託

金の投資信託は、投資費用が少ないため証券取引の中でも比較的始めやすいという特徴があります。
投資信託とは、証券会社が投資家から資金を集め、それを元手に運用して生み出された利益を投資家に還元する仕組みのことを指します。
投資のプロに運用を任せることができるため、金の投資についての知識がない方でも始めやすいのがメリットです。
一方で、後述する金ETFよりも手数料は高めなのがデメリットとなります。

 

投資信託よりも手軽な金ETF

金ETFは、金の投資信託よりも手軽に始められることから近年注目を集めている方法です。
ETFとは、投資信託の一種で上場投資信託と呼ばれる投資方法のことを指します。
投資信託は金融商品ですが、それを有価証券化して証券市場に上場させ、株式取引のような取引を可能にしたのがETFです。
金ETFは、株と同じように証券会社で取引可能で、投資信託に比べて手数料が安いというメリットがあります。
また、リアルタイムでの取引が可能な金ETFを選べば、安い価格のときに購入し、高い価格のときに売却することも可能です。
一方で、取引を自分自身で行う必要があるため、投資信託とは異なり知識と経験が必要な方法となります。

 

金の先物取引(CFD)

金の先物取引(CFD)は、あらかじめ将来のある日に、取引時点での金の価格で売買することを決めておく方法です。
売りと買いのどちらからでも取引を始めることができ、証拠金を差し入れることによって、元手となる投資資金の数倍の金額の取引が可能という特徴があります。
加えて、現物取引よりも手数料が安く抑えられることや、少ない資金で大きな利益を得られる可能性があるといったメリットもあります。
しかし、ハイリスク・ハイリターンな取引であり、将来の金相場を予想する必要があるため、初心者におすすめの方法とは言えません。

 

まとめ

以上のように金への投資方法には様々な種類があり、それぞれ特徴が異なります。
資金力や知識、経験が必要なものもあれば、それらを必要としないものもあるので、自分に合った方法を見つけて金投資を始めてみてはいかがでしょうか。
 

最終更新日 2025年6月18日